「温泉とはり、きゅう、マッサージで健康つくり」。これが温泉観光地に於ける、箱根師会のキャチフレーズです。
元来温泉浴は、湯治と言われて疲労回復、健康増進、病の治療等に利用されて来ました。戦国大名の勇、武田信玄公も兵の療養に温泉を活用し今も信玄の隠し湯として存在し、広く利用されています。当時温泉は野戦病院として戦国大名が大事に保護し活用しました。
温泉の利用には、休養、保養、療養の三養が有ります。
湯治による三養の生理作用は「総合的生体調整作用」または「非特異的変調作用」と言い、温泉浴により心身の調子を整える作用で自律神経系、ホルモン系、免疫系などを介して身体の歪みお整え諸機能お正常化させる作用であり。
温泉と鍼灸マッサージ施術との相性は真に良く、湯治の効能を見抜いた江戸中期の名医と言われた、(綱吉、吉宗時代)後藤艮山、香川修庵は積極的に温泉を治療に用いた。
又この艮山、修庵は医師として始めて温泉お治療に用いた、温泉医で有り、灸熊の胆、民間療法お治療に用い、「湯、熊、灸庵」と言われ、今で言う代替医療の先駆者でもあった。
艮山は自説の「一気留滞論」を基に「温泉は大概灸治と同意なり」と説き従来の投薬などの費用のかかる中国医学を改め、費用の掛からない医療を目指した。
私達も、偉大な先駆者艮山、修庵に習い代替療法としての温泉療養を学び温泉と鍼灸マッサージをコラボレイションして「温泉とはり、きゅう、マッサージで健康つくり」を実践出来る、「温泉療養コーディネーター」として温泉利用者の休養、保養、療養に取り組んで参ります。箱根師会
会長山田真以知