当師会からお送りした支援金に対し熊本師会より礼状が届きましたので、お知らせ致します。
副会長 福利厚生部長 梅田春樹
一般社団法人 神奈川県鍼灸マッサージ師会
会長 伊勢山 竹雄 様
拝啓 早秋の候 先生におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は熊本地震に対するご支援金をお送りいただきまして、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
熊本地震から4か月半が経過しようとしています。余震(体に感じる震度1以上の地震)も少なくなってきていますが、8月28日(日)の時点で2,032回を数えます。
熊本市においては、ほぼライフラインは正常に機能し、地震前の活気を取り戻しつつあります。
しかし、震源の中心であった益城町や近隣の区町村は復旧がいつになるやらわからないような状態の場所もあります。
地震後は、我々も被災者ですが、この時期に医療系の資格者として必要ある行動をとることの意義を考え、DMAT(災害時派遣医療チーム)の多職種連携としての医療救護班登録をして、ケア活動を4月19日より行いました。
DMATが緊急医療の必要性が少なくなったと撤収した5月8日までに、延べ230人ほどの協力者の下、熊本市、益城町、御船町、西原村、南阿蘇村、宇城市で1,100人を超える被災者の方々にケア活動を行いました。
その後は、熊本市東区の拠点避難所に指定されている熊本市立総合体育館で毎週火曜日の午前中と木曜日の午後にそして、協力者が集まれば土日にも師会のボランティア活動として続けています。(8月25日現在、利用者391名、施術者67名、補助者16名 9割以上の方が鍼治療を受けられています。)
今後、拠点避難者は9月15日に閉鎖予定です。避難所生活をされている方々は、仮設団地やみなし仮設住宅へに移らざるを得ない状況の中、まだまだ肉体的・精神的・経済的にも疲弊されています。今後も必要ある限り、活動を続けていく所存です。
長い活動になっていくことと思いますが、今後ともよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
頂きました支援金の使い道に関しましては、被災程度が大きい本会所属会員のため、また、被災者に対するこのボランティア活動のために使用させていただく予定でいます。
拝眉の上、ご挨拶を致さねばならないところですが、略儀ながらメールを以て、御礼の挨拶に代えさせていただきます。
会員の皆様にどうぞよろしくお伝えいただければ幸いです。
最後に、貴師会の今後の益々のご隆昌を祈念申し上げます。
一般社団法人 熊本県鍼灸マッサージ師会
会長 高橋 武良