(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会ホームページをご訪問頂きありがとうございます。
(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会では会員の施術所1件につき1ページの「治療院情報ページ」を設けて、治療を希望する一般の方々がより安心して鍼灸按摩マッサージを受けられるよう情報提供を行っております。
また、一般の方々に対し「鍼灸按摩マッサージ」をより深く、より身近に感じていただくために、さまざまな情報を発信して啓蒙活動に努めようと考えております。
その中で我々が重要と考えているのが、「鍼灸按摩マッサージ業界は健常者・視覚障害者が同じフィールドで共に生き、共に発展してきた世界でも類を見ない業界である」事を理解して頂く事だと考えております。
視覚障害者が鍼灸按摩マッサージの職業に従事するという事は、鍼灸按摩の発祥の地である中国ではなく、この日本で確立された制度であり、現在では途上国などでの視覚障害者の職業的自立支援として輸出されております。
近年「ノーマライゼーション」と言う言葉が一般化してまいりましたが、鍼灸マッサージ業界は17世紀の昔より「ノーマライゼーション」を実践してきたという事実は、わが業界にとっての大いなる財産で、これからもこれを守り継いで行かなければなりません。
一般にはあまり知られていないこういった事実を広く一般に広告していく事は業団としての使命であり責任であると考えているのです。
ホームページ上では、鍼灸マッサージと視覚障害者の歴史とこれからの展望などを紹介するページを設け啓蒙活動を行っていくほか、前述の「治療院情報ページ」でもあえて視覚障害をお持ちの先生が経営されていたり、 または視覚障害をお持ちの先生を雇用されている治療院に関しては、神奈鍼独自の標記「ノーマライゼーション・マーク」を表示していくこととなりました。これは視覚障害をお持ちの会員を差別・区別するものでは決してなく、施術を受けたいと考えている一般の方々に対して正確で利便性のある情報を提供するという目的と、前述した(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会としての姿勢を明確にするためのものです。
ノーマライゼーション・マークの標記はあくまで任意です。また、標記を希望される会員でも情報開示により不測の事態が起こりうる危険性がある情報は制限していただくようお願いする場合があります。
身体や精神に障害をお持ちの皆様や、子供や高齢者の方々が障害や年齢によることなく 共にのびのびと生きてゆける社会の実現を心より祈っております。
文責IT委員会副委員長
往田和章